熊野米プロジェクト

concept 地域を見直し・新しい価値を創造し、
モノとココロが一緒に流通する

熊野米プロジェクトのキャッチフレーズは地域を見直し、新しい価値を創造し、モノとココロが一緒に流通する」です。作り手である農家さんにも表に出てもらって、
お米とそれを作った農家さんの心も一緒に皆さんのところへ届けられたらと思っています。

熊野米プロジェクト
熊野米
めはり寿司
茶粥

復活させるのがホンマに難しい

熊野の地は、めはり寿司やさんま寿司に代表されるように、お米を食べる食文化が根付いています。また、「おかいさん(茶粥)」も和歌山県独特の食文化です。これだけ、暮らしの中に米を食べることがかかわりが深いのに、こと「稲作」になるとそれほど発達しているとはいえません。県外のブランド米の勢いがどうしても強く、せっかくお米を作っても仕事として成り立たないということもあるのです。そのため、お米作りは兼業で行い、お米に心血を注げないという現状から、近年では休耕田も増えています。田んぼは一度休めてしまうと、復活させるのがホンマに難しいんです。

素晴らしい自然条件だから…

ボクはそれをどうにかしたかった。県外から観光にこられた皆さんは口をそろえてこう言います。「和歌山は空気も水もきれい」こんな素晴らしい自然条件だから、おいしいお米はきっとできるはず。ただ単に作るだけじゃなくて、工夫をしながら作れば、きっとおいしいお米ができて、それが胸を張れる地域のブランドになると思ったんです。そして、この地域には海の幸も山の幸も豊富です。また、世界遺産として有名な熊野の地は、昔から「よみがえりの地」として人が多く訪れる観光地でもありました。こんな熊野の地で日本食の基本中の基本、おいしいお米を作りたかったんです。それが熊野地域のブランドとして認められたら、
■水田が守られる
■作り手の意識が変わる
■後継者も安心できる
といったことも実現ができると思っています。

地域のブランド
熊野川
熊野古道

熊野米プロジェクトとは?

お米の「地産地消」をする活動

和歌山県の熊野と呼ばれる地域は、昔からめはり寿司や、さんま寿司、さば寿司など、コメの食文化が豊かな地域です。当然、昔は地域で作られたお米でこれらの料理は作られてきました。しかし、現在では県外産のブランド米に押され、地元の農家さんがお米を作っても大変な作業のわりには、その苦労が報われないという状態です。「熊野米プロジェクト」は熊野の地で作ったお米を見直し、郷土料理を地元のお米で作って食べようという、お米の「地産地消」をする活動です。

世界遺産熊野古道
熊野地方
稲
生産農家と繋いでいきます。
熊野米の収穫
熊野米

「農商工連携」事業として認定

「熊野米プロジェクト」は平成22年9月30日に国の「農商工連携」事業として認定を受けました。「ひかり新世紀」という米の新品種を梅の調味液を使って抑草し、化学肥料を減らして栽培をしています。この「ひかり新世紀」は99%がコシヒカリの遺伝子を持ち、コシヒカリよりも稲の茎の長さが約20センチ短いのです。そのため耐風性が強く、台風が多い熊野の地域でも育てやすいというメリットがあります。この「熊野のお米のブランド価値を高めたい」という想いを共有してくれる農家さんを1軒ずつ探し、そして当店がフィルターとなってお米を食べるお客さんと顔が見える生産農家さんをつなぎたいと思っています。

和歌山から全国へたがみのお米をお届けします。